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声も看板

かんばん職人のおっちゃん。

声も看板の話しをする前にじゃ、この話から入ろうかい。

少年J

え〜、早く聞きたいよ〜。

かんばん職人のおっちゃん。

まあまあ、ものには、順序ってものがあるんじゃよ。

当時の販売方法には、「座売り」と「振売り」の2つがあったんじゃよ。

座売りとは、

市という固定した場所で、地面に商品を並べて買い手を待つ方法で、
目印の布(旗)を立てたもの、と思われるんじゃ。

もう一つの振り売りとは、
商品を背負ったり、箱やカゴに入れて、天秤棒でかついで売り歩く、行商人である。

少年J

あ、それって、テレビで見たことあるよ。

かんばん職人のおっちゃん。

振り売りの振れは、動揺を与える、
つまり、大声を発して人々に動揺、刺激を与えることなんじゃな。

振り売りとは、「声」による販売。いわゆる「音声広告」といえるわけじゃな。

海外でも、
初期のエジプト人は、広告手段として「叫び屋」といわれる人たちがいたそうな。

「その叫び屋」によって
歩きながら声を発して、商品名を知らせたり、居酒屋などへ誘ったという記録が
「ジャーナリズムと広告の歴史」(島崎保彦訳・著)の中に述べられているんじゃよ。

これらは、初期の「声の看板」と呼んでもいいのではなかろうか。

どうかな?

少年J

ウンウン。まさに「声の看板」じゃな。

今は、車に乗って「毎度お騒がせします・・・・・」って、やってるよね。
大声出さなくっても、マイクとスピーカーで。

じゃあ、
日本で本格的に「看板」らしいものは、いつ頃からなの?

かんばん職人のおっちゃん。

よし、
では、次回は、本格的な「看板」について、話しをしようかいな。

次回に続く。


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